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専門家がそれぞれの視点でつづったコラムをご紹介します。

2009年08月14日

ホームパーティのインテリア-Ⅲ

専門家:矢代 恵さん(建築家)

~光の演出・ホームパーティのスタイル~

こんにちは、神戸で建築設計事務所をしている矢代恵です。

日々の暮らしから少し視点を変えた「日常の中の非日常」の世界、
-ホームパーティのインテリア- について3回連載でお届けしています。

今回は最終回。
ホームパーティを演出する光とパーティのスタイルについて…
暮らしを豊かに演出するヒントとして、是非ご活用くださいね。


光の演出

1.一室多灯

ホームパーティが夕方から夜にさしかかる時間なら、照明の演出は場の雰囲気をつくる大きな要素です。
昼間から夕方、夜へと時間の経過につれて雰囲気の変化を演出すると、昼の顔と夜の顔、ひとつの空間に違ったイメージをつくり、パーテイをより印象深いものにしてくれます。

時間や雰囲気によって変化を出すためにも、照明は部屋にひとつではなく、何種類かの組み合わせが出来るよう一室多灯に。
フロアライトで床を照らしたりスポットで天井を照らしたり、直接照らすのではなく、床や壁、天井などに一端光を反射させる間接照明は、柔らかい光となり雰囲気のある空間をつくることが出来ます。
ローソクなどのキラキラした光は、陰影をはっきりさせ奥行きのある表情と安らぎをつくり、肌の色や料理を美しく見せてくれる効果的な光です。
hikari1.jpg


2.光の質

光の色は空間の雰囲気を決める大きな要素です。
蛍光灯の白い光よりも白熱灯の温かみあるオレンジ色の光の色が、パーティの雰囲気を演出するには効果的。
照明器具を変えるのは大変でも、球の色を変えるのは簡単。
同じ蛍光灯でも色を電球色にするだけで、雰囲気が柔らかくなります。

ただ、白熱灯と違って蛍光灯は陰影をつくりにくいので、部分的にキラキラ光るローソクやクリプトン球を使うとアクセントの利いた光の演出が出来ます。
ローソクを水に浮かべて楽しむフローティングキャンドルは、揺らぐ光が水に反射し、
鏡面効果でより幻想的に空間を演出してくれるアイテムです。
光の強さも大切な要素。明るさを調節できるライトコントローラがあれば、
夜が深まるにつれてだんだん暗く落ち着いた雰囲気にしていくことが出来ます。
明るさを調節出来ない場合、部屋全体を照らす照明から、部分を照らす照明の組み合わせを考えます。
光の強さを調整できるコントローラ付フロアスタンドは、手軽に演出しやいアイテムです。
照明を布や和紙で覆い、光の色や強さを調節することもひとつです。
熱がこもらない工夫をして、インスタントオリジナル照明に変化させるのも面白いものです。


3.光の位置

hikari2.jpg hikari3.jpg

光の色や強さと同様、大切なのが光の位置。
一室多灯でも、時間の経過とともに、天井灯の光を弱くしブラケットを付ける、フロアライトをつけるなど、
光の重心をだんだん下にもってくると落ち着いた雰囲気をつくることが出来ます。
着席スタイルのディナーでは、全体照明を少し暗くテーブルの上を明るくすると、
求心的で料理がひきたち美味しく見え効果的。
天井灯を消して、フロアライトやローソクの光だけでホームバーの雰囲気をつくるのもおしゃれです。
照明はただ空間全体を明るくするのではなく、明暗のコントラストをつくり、陰影を生かし、空間に奥行きのある表情をつくること。
光の島をつくるように欲しいところに欲しい光で、光の演出をしてください。


ホームパーテイのスタイル

私が良く催すカジュアルスタイルは、次のようなものがあります。

カジュアルスタイル
1. 大皿料理がメインのビュッフェスタイル

2. 一品持ち寄り POTLUCK PARTY

3. 食べるイベントMAKE-YOUR OWN スタイル

4. 創るイベント料理教室スタイル

ビュッフェスタイルと POTLUCK PARTYが一番気軽なところです。
ビュッフェスタイルは数々の大皿料理は、テーブル、器と料理のコントラストだけで華やかなムードをつくってくれます。
料理はただ無造作に並べるのではなく、サービスのしやすさと器の大きさや色の配置を考え、リズムを感じるものに。
大きな机一杯に並べるのも良いのですが、並べ方にも物語性、テーマがあると違う面白味があります。
一品持ち寄りPOTLUCK PARTYでは、それぞれの家庭料理、自慢の一品を楽しめる良い機会です。
おもたせは気に入った店の一品やお酒も歓迎。
メイン料理を何品かつくっていれば次々おもたせ料理が増えていくので、次の料理は何かな?という楽しみがあります。
料理名とつくった人や買ってきた店の名前を書いたカードやフラッグを添えると、
レシピのお披露目や料理のエピソードをきっかけにして会話も弾むものです。自分の料理レパートリーも増えるので、私は好きなスタイルです。

人数が少なければ着席で、多ければ立食で。部屋の大きさやイスの数によって自由に考えることが出来ます。
着席の時は、会話が弾む人数で、席の配置を良く考えて。立食の時は料理コーナー、ドリンクコーナーとブースをつくり、
空間全体としてのアクセントブースとして、人の動きやすさを考えた配置に。


「おもてなしの心」をもって、その時その場その出会いを大切に。
物語をつくるように、舞台をつくるようにインテリアを演出し、個性が光る素敵なホームパーティをつくってみては如何でしょうか。


★前回のコラムも是非ご覧ください:
ホームパーティのインテリア-Ⅰ
ホームパーティのインテリア-Ⅱ


投稿者:
291.jpg 矢代 恵さん(建築家)

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ホームパーティのインテリア-Ⅲ
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ホームパーティのインテリア-Ⅲ||矢代 恵さん(建築家)||

~光の演出・ホームパーティのスタイル~

こんにちは、神戸で建築設計事務所をしている矢代恵です。

日々の暮らしから少し視点を変えた「日常の中の非日常」の世界、
-ホームパーティのインテリア- について3回連載でお届けしています。

今回は最終回。
ホームパーティを演出する光とパーティのスタイルについて…
暮らしを豊かに演出するヒントとして、是非ご活用くださいね。


光の演出

1.一室多灯

ホームパーティが夕方から夜にさしかかる時間なら、照明の演出は場の雰囲気をつくる大きな要素です。
昼間から夕方、夜へと時間の経過につれて雰囲気の変化を演出すると、昼の顔と夜の顔、ひとつの空間に違ったイメージをつくり、パーテイをより印象深いものにしてくれます。

時間や雰囲気によって変化を出すためにも、照明は部屋にひとつではなく、何種類かの組み合わせが出来るよう一室多灯に。
フロアライトで床を照らしたりスポットで天井を照らしたり、直接照らすのではなく、床や壁、天井などに一端光を反射させる間接照明は、柔らかい光となり雰囲気のある空間をつくることが出来ます。
ローソクなどのキラキラした光は、陰影をはっきりさせ奥行きのある表情と安らぎをつくり、肌の色や料理を美しく見せてくれる効果的な光です。
hikari1.jpg


2.光の質

光の色は空間の雰囲気を決める大きな要素です。
蛍光灯の白い光よりも白熱灯の温かみあるオレンジ色の光の色が、パーティの雰囲気を演出するには効果的。
照明器具を変えるのは大変でも、球の色を変えるのは簡単。
同じ蛍光灯でも色を電球色にするだけで、雰囲気が柔らかくなります。

ただ、白熱灯と違って蛍光灯は陰影をつくりにくいので、部分的にキラキラ光るローソクやクリプトン球を使うとアクセントの利いた光の演出が出来ます。
ローソクを水に浮かべて楽しむフローティングキャンドルは、揺らぐ光が水に反射し、
鏡面効果でより幻想的に空間を演出してくれるアイテムです。
光の強さも大切な要素。明るさを調節できるライトコントローラがあれば、
夜が深まるにつれてだんだん暗く落ち着いた雰囲気にしていくことが出来ます。
明るさを調節出来ない場合、部屋全体を照らす照明から、部分を照らす照明の組み合わせを考えます。
光の強さを調整できるコントローラ付フロアスタンドは、手軽に演出しやいアイテムです。
照明を布や和紙で覆い、光の色や強さを調節することもひとつです。
熱がこもらない工夫をして、インスタントオリジナル照明に変化させるのも面白いものです。


3.光の位置

hikari2.jpg hikari3.jpg

光の色や強さと同様、大切なのが光の位置。
一室多灯でも、時間の経過とともに、天井灯の光を弱くしブラケットを付ける、フロアライトをつけるなど、
光の重心をだんだん下にもってくると落ち着いた雰囲気をつくることが出来ます。
着席スタイルのディナーでは、全体照明を少し暗くテーブルの上を明るくすると、
求心的で料理がひきたち美味しく見え効果的。
天井灯を消して、フロアライトやローソクの光だけでホームバーの雰囲気をつくるのもおしゃれです。
照明はただ空間全体を明るくするのではなく、明暗のコントラストをつくり、陰影を生かし、空間に奥行きのある表情をつくること。
光の島をつくるように欲しいところに欲しい光で、光の演出をしてください。


ホームパーテイのスタイル

私が良く催すカジュアルスタイルは、次のようなものがあります。

カジュアルスタイル
1. 大皿料理がメインのビュッフェスタイル

2. 一品持ち寄り POTLUCK PARTY

3. 食べるイベントMAKE-YOUR OWN スタイル

4. 創るイベント料理教室スタイル

ビュッフェスタイルと POTLUCK PARTYが一番気軽なところです。
ビュッフェスタイルは数々の大皿料理は、テーブル、器と料理のコントラストだけで華やかなムードをつくってくれます。
料理はただ無造作に並べるのではなく、サービスのしやすさと器の大きさや色の配置を考え、リズムを感じるものに。
大きな机一杯に並べるのも良いのですが、並べ方にも物語性、テーマがあると違う面白味があります。
一品持ち寄りPOTLUCK PARTYでは、それぞれの家庭料理、自慢の一品を楽しめる良い機会です。
おもたせは気に入った店の一品やお酒も歓迎。
メイン料理を何品かつくっていれば次々おもたせ料理が増えていくので、次の料理は何かな?という楽しみがあります。
料理名とつくった人や買ってきた店の名前を書いたカードやフラッグを添えると、
レシピのお披露目や料理のエピソードをきっかけにして会話も弾むものです。自分の料理レパートリーも増えるので、私は好きなスタイルです。

人数が少なければ着席で、多ければ立食で。部屋の大きさやイスの数によって自由に考えることが出来ます。
着席の時は、会話が弾む人数で、席の配置を良く考えて。立食の時は料理コーナー、ドリンクコーナーとブースをつくり、
空間全体としてのアクセントブースとして、人の動きやすさを考えた配置に。


「おもてなしの心」をもって、その時その場その出会いを大切に。
物語をつくるように、舞台をつくるようにインテリアを演出し、個性が光る素敵なホームパーティをつくってみては如何でしょうか。


★前回のコラムも是非ご覧ください:
ホームパーティのインテリア-Ⅰ
ホームパーティのインテリア-Ⅱ


投稿者:
291.jpg 矢代 恵さん(建築家)

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